オフィシャルブログ

月別アーカイブ: 2025年12月

サウンディング試験との違いを正しく理解する  「簡易調査」と「精密調査」の役割と限界

皆さんこんにちは!

 

宮崎県宮崎市を拠点にボーリング工事、地質調査を行っている

株式会社谷畑ボーリング工業、更新担当の富山です。

 

 

 

 

サウンディング試験との違いを正しく理解する

「簡易調査」と「精密調査」の役割と限界

 

 

 

地盤調査を検討する際、
よく耳にするのが
サウンディング試験という言葉です。

一方で、
透水試験はボーリング調査とセットで語られることが多く、
この2つは目的がまったく異なります


サウンディング試験とは?

 

サウンディング試験は、
地面にロッド(鉄棒)を押し込み、その抵抗で地盤の硬さを測る試験です。

主な特徴は

  • ⏱ 短時間で実施できる

  • 費用を抑えられる

  • 戸建住宅で多く採用される

いわば、
地盤調査の入口となる方法です。


⚠ サウンディング試験の限界

 

便利な試験ですが、
次の点には注意が必要です。

  • 調査深度が浅い

  • 地層の詳細は分からない

  • 地下水の流れは把握できない

  • あくまで「推定値」である

つまり、
精密な設計判断には向かない場合があるということです。


ボーリング調査+透水試験の強み

 

ボーリング調査は、
実際に地盤を掘削して確認する調査です。

ここに透水試験を加えることで、

  • 支持層の深さ

  • 地層構成

  • 地下水位

  • 透水係数

実測値として把握できます。

設計・構造計算・排水計画に
根拠を持たせるための調査と言えます。


どう使い分けるべきか?

 

重要なのは、
「どちらが優れているか」ではありません。

  • 小規模住宅・簡易確認
     → サウンディング試験

  • 中規模以上・構造重視
     → ボーリング調査

  • 地下水が懸念される土地
     → ボーリング+透水試験

建物の規模・土地条件・リスクによって
最適な調査は変わります。


調査の精度=将来の安心

 

地盤調査は
「建てるための手続き」ではなく、
将来のトラブルを防ぐための投資です。

特に水に関する問題は、
完成後に手を入れるのが非常に困難です。

だからこそ、
必要に応じた透水試験が重要になります。


✅ まとめ

 

  • サウンディング試験は浅く簡易的な調査

  • ボーリング調査は深く正確な調査

  • 透水試験は地下水と水の動きを把握できる

  • 建物・土地条件に応じた使い分けが重要


年末のご挨拶

 

本年も地盤調査・各種ご相談を多数いただき、誠にありがとうございました。


地盤や地下水といった「見えない部分」だからこそ、
一つひとつの現場に真摯に向き合ってまいりました。

来年も、
安心して建てられる土地づくりのため、
確かな調査と丁寧な説明を心がけてまいります。

皆さま、どうぞ良いお年をお迎えください。

 

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

宮崎県宮崎市を拠点にボーリング工事、地質調査を行っております。

お気軽にお問い合わせください。

 

 

 

お問い合わせはこちらから!

 

apple-touch-icon.png

🌊 透水試験とは何か?  地盤の中で「水がどう動くか」を数値で読み解く重要調査

皆さんこんにちは!

 

宮崎県宮崎市を拠点にボーリング工事、地質調査を行っている

株式会社谷畑ボーリング工業、更新担当の富山です。

 

 

 

🌊 透水試験とは何か?

地盤の中で「水がどう動くか」を数値で読み解く重要調査

 

 

 

地盤調査というと、多くの方が
「この土地は硬いのか、柔らかいのか」
という点に注目されがちです。

しかし実際の現場では、
地盤の強さ以上に問題になるケースがあるのが
👉 地下水と水の動きです。

そこで重要になるのが
**透水試験(とうすいしけん)**です 🌊


💧 透水試験の基本的な考え方

 

透水試験とは、
地盤や地層の中を水がどの程度通過しやすいかを調べる試験です。

専門的には
「透水係数(k)」
という数値で表されます。

この数値が示すのは、

  • 水がすぐ抜ける地盤か

  • ほとんど水を通さない地盤か

  • ゆっくり滞留する地盤か

という水の性質です。


🧭 地下水の「量」より「流れ」が重要な理由

 

地下水は、
「ある・ない」だけで判断できるものではありません。

重要なのは、

  • どこから流れてきて

  • どこへ抜けていくのか

  • 雨が降った時にどう変化するのか

という流れの方向とスピードです。

例えば…

  • 🏠 建物の下に水が溜まりやすい

  • 🧱 擁壁の裏に水圧がかかる

  • 🌧 大雨のたびに地盤が緩む

こうしたトラブルの多くは、
透水性を把握せずに設計・施工したことが原因です。


🧪 透水試験で分かる具体的な内容

 

透水試験を行うことで、次のような情報が得られます。

  • 地層ごとの水の通りやすさ

  • 地下水の影響範囲

  • 排水が必要な層・不要な層

  • 水位変動の傾向

 

これらは、

  • 基礎形式の選定

  • 排水計画

  • 防水・防湿対策

  • 擁壁の設計

すべてに関係してきます。


🏗 透水試験が特に重要なケース

 

透水試験は、次のような現場では特に欠かせません。

  • 地下室・半地下のある建物

  • 高低差のある敷地

  • 盛土・造成地

  • 河川・水路・低地に近い土地

  • 工場・倉庫など大型建築

これらの現場では、
「水をどう逃がすか」まで考えて設計する必要があります。


⚠ 透水性を無視した場合のリスク

 

透水試験を行わずに進めると、

  • 基礎内部への漏水

  • 床下の湿気・カビ

  • 不同沈下

  • 擁壁の膨れ・破損

といった、
後から対処が難しい問題につながる可能性があります。

だからこそ透水試験は、
「念のため」ではなく
安全のための必須確認項目なのです。


✅ まとめ

 

  • 透水試験は地盤の「水の性質」を調べる調査

  • 地下水の流れ・溜まりやすさを数値化できる

  • 建物の耐久性・安全性に大きく関わる

  • 見えないリスクを事前に防ぐための重要試験

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

宮崎県宮崎市を拠点にボーリング工事、地質調査を行っております。

お気軽にお問い合わせください。

 

 

 

お問い合わせはこちらから!

 

apple-touch-icon.png