皆さんこんにちは!
宮崎県宮崎市を拠点にボーリング工事、地質調査を行っている
株式会社谷畑ボーリング工業、更新担当の富山です。
地盤調査を検討する際、
よく耳にするのが
サウンディング試験という言葉です。
一方で、
透水試験はボーリング調査とセットで語られることが多く、
この2つは目的がまったく異なります。
サウンディング試験は、
地面にロッド(鉄棒)を押し込み、その抵抗で地盤の硬さを測る試験です。
主な特徴は
⏱ 短時間で実施できる
費用を抑えられる
戸建住宅で多く採用される
いわば、
地盤調査の入口となる方法です。
便利な試験ですが、
次の点には注意が必要です。
調査深度が浅い
地層の詳細は分からない
地下水の流れは把握できない
あくまで「推定値」である
つまり、
精密な設計判断には向かない場合があるということです。
ボーリング調査は、
実際に地盤を掘削して確認する調査です。
ここに透水試験を加えることで、
支持層の深さ
地層構成
地下水位
透水係数
を実測値として把握できます。
設計・構造計算・排水計画に
根拠を持たせるための調査と言えます。
重要なのは、
「どちらが優れているか」ではありません。
小規模住宅・簡易確認
→ サウンディング試験
中規模以上・構造重視
→ ボーリング調査
地下水が懸念される土地
→ ボーリング+透水試験
建物の規模・土地条件・リスクによって
最適な調査は変わります。
地盤調査は
「建てるための手続き」ではなく、
将来のトラブルを防ぐための投資です。
特に水に関する問題は、
完成後に手を入れるのが非常に困難です。
だからこそ、
必要に応じた透水試験が重要になります。
サウンディング試験は浅く簡易的な調査
ボーリング調査は深く正確な調査
透水試験は地下水と水の動きを把握できる
建物・土地条件に応じた使い分けが重要
本年も地盤調査・各種ご相談を多数いただき、誠にありがとうございました。
地盤や地下水といった「見えない部分」だからこそ、
一つひとつの現場に真摯に向き合ってまいりました。
来年も、
安心して建てられる土地づくりのため、
確かな調査と丁寧な説明を心がけてまいります。
皆さま、どうぞ良いお年をお迎えください。
次回もお楽しみに!
宮崎県宮崎市を拠点にボーリング工事、地質調査を行っております。
お気軽にお問い合わせください。
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皆さんこんにちは!
宮崎県宮崎市を拠点にボーリング工事、地質調査を行っている
株式会社谷畑ボーリング工業、更新担当の富山です。
地盤調査というと、多くの方が
「この土地は硬いのか、柔らかいのか」
という点に注目されがちです。
しかし実際の現場では、
地盤の強さ以上に問題になるケースがあるのが
👉 地下水と水の動きです。
そこで重要になるのが
**透水試験(とうすいしけん)**です 🌊
透水試験とは、
地盤や地層の中を水がどの程度通過しやすいかを調べる試験です。
専門的には
「透水係数(k)」
という数値で表されます。
この数値が示すのは、
水がすぐ抜ける地盤か
ほとんど水を通さない地盤か
ゆっくり滞留する地盤か
という水の性質です。
地下水は、
「ある・ない」だけで判断できるものではありません。
重要なのは、
どこから流れてきて
どこへ抜けていくのか
雨が降った時にどう変化するのか
という流れの方向とスピードです。
例えば…
🏠 建物の下に水が溜まりやすい
🧱 擁壁の裏に水圧がかかる
🌧 大雨のたびに地盤が緩む
こうしたトラブルの多くは、
透水性を把握せずに設計・施工したことが原因です。
透水試験を行うことで、次のような情報が得られます。
地層ごとの水の通りやすさ
地下水の影響範囲
排水が必要な層・不要な層
水位変動の傾向
これらは、
基礎形式の選定
排水計画
防水・防湿対策
擁壁の設計
すべてに関係してきます。
透水試験は、次のような現場では特に欠かせません。
地下室・半地下のある建物
高低差のある敷地
盛土・造成地
河川・水路・低地に近い土地
工場・倉庫など大型建築
これらの現場では、
「水をどう逃がすか」まで考えて設計する必要があります。
透水試験を行わずに進めると、
基礎内部への漏水
床下の湿気・カビ
不同沈下
擁壁の膨れ・破損
といった、
後から対処が難しい問題につながる可能性があります。
だからこそ透水試験は、
「念のため」ではなく
安全のための必須確認項目なのです。
透水試験は地盤の「水の性質」を調べる調査
地下水の流れ・溜まりやすさを数値化できる
建物の耐久性・安全性に大きく関わる
見えないリスクを事前に防ぐための重要試験
次回もお楽しみに!
宮崎県宮崎市を拠点にボーリング工事、地質調査を行っております。
お気軽にお問い合わせください。
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