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月別アーカイブ: 2025年10月

⚒️標準貫入試験(N値試験)とは? 〜“地盤の強さ”を数値で測る重要な検査〜

皆さんこんにちは!

 

宮崎県宮崎市を拠点にボーリング工事、地質調査を行っている

株式会社谷畑ボーリング工業、更新担当の富山です。

 

 

 

⚒️標準貫入試験(N値試験)とは?

〜“地盤の強さ”を数値で測る重要な検査〜

ボーリング調査の現場で最も有名な試験といえば、
標準貫入試験(N値試験)」。
地盤の硬さや締まり具合を、数値で評価するための基本試験です。


🧰 試験の概要

 

標準貫入試験は、サンプラーと呼ばれる金属管を地中に打ち込み、
その**貫入に必要な打撃回数(N値)**を測定します。

この回数(N値)が多いほど地盤が硬い、
少ないほど柔らかいと判断できます。


⚙️ 試験の流れ

 

1️⃣ ボーリング孔を掘削
 地中に穴を掘り、一定の深さでサンプラーをセットします。

2️⃣ 63.5kgのハンマーを落下させる
 規定の高さ(76cm)からハンマーを落としてサンプラーを打ち込みます。

3️⃣ 打撃回数を測定
 最初の15cmは慣らし、
 その後の30cmを貫入させるのに必要な打撃回数をカウント。
 これが「N値」です。


📊 N値の目安

 

N値 地盤の状態 特徴
0〜4 非常に軟弱 粘土・シルトなど、水を多く含む層
5〜9 やや軟弱 住宅基礎では補強が必要な場合あり
10〜29 中程度 一般的な建築に適した地盤
30〜49 やや硬い 支持力が高く安定した層
50以上 非常に硬い 岩盤層に近く、支持層と判断される

 

このデータは、建物の基礎設計や杭長さの決定に直結します。
つまり、建築の安全を支える最も基本的な数値データなのです📏


🧠 試験でわかること

 

  • 地盤の硬さ(支持力)

  • 地層ごとの強弱

  • 液状化の可能性

  • 地中の不均一性

これらを把握することで、
建物の設計段階で「どんな基礎を選ぶべきか」を判断できます。


🌟 まとめ

 

標準貫入試験は、地盤調査の“心臓”ともいえる工程。
得られたN値データは、建築・土木・防災すべての基礎になります。

🔹 N値が高ければ「安定した地盤」
🔹 N値が低ければ「補強が必要な地盤」

地盤を“見えない力”で支えるこの仕事は、
まさに 未来の建物の安心をつくる仕事 です。

👷‍♂️ “地中を知る人は、建物の未来を守る人。”
今日も現場では、ハンマーの音が響いています⚒️✨

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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️地層の判別 ― コア観察で見える“地中の物語”

皆さんこんにちは!

 

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️地層の判別 ― コア観察で見える“地中の物語”

 

 

 

地質調査の現場では、地面の下にどんな層が広がっているかを正確に見極めることが非常に重要です。


そのための基本となる作業が「地層の判別(コア観察)」。
これは、ボーリング調査で採取した土や岩の試料(コア)を観察して、
砂・粘土・礫層・岩盤などの種類や状態を見分ける作業を指します。


コアとは?

 

コアとは、地面を円筒状に掘り抜いて採取した土や岩のサンプルのこと。
まるで地球の“年輪”のように、地層の歴史を目で見ることができます。

採取されたコアは、長さ1mほどの円柱状で、
専用のトレー(コア箱)に並べて保管されます。

調査員はこのコアを目視で確認し、

  • 粒の大きさ

  • 含水量

  • 色の違い

  • 有機物や礫(小石)の混入
    などを観察して、地層の性質を判断します。


地層の種類と特徴

 

地層は主に以下のように分類されます

1️⃣ 砂層
 粒が大きく、透水性が高い。水が流れやすい層です。
 地盤としては比較的安定していますが、液状化のリスクもあります。

2️⃣ 粘土層
 水を通しにくく、軟らかい層。
 時間をかけて沈下(地盤沈下)を起こす場合もあり、建築では注意が必要。

3️⃣ 礫層(れきそう)
 小石や砂利が混ざった層。非常に強固で、支持層になることが多いです。

4️⃣ 岩盤層
 ボーリングで採取される最下層。硬くて安定しており、
 この層が現れると「支持層到達」と判断されることが多いです。


判別のポイント

 

コア観察は「見て・触って・測る」作業。
専門的な経験を積むことで、指先の感覚で土質を見極めることも可能になります。

例えば、

  • 粒がサラサラして崩れる → 砂層

  • べたついて手にくっつく → 粘土層

  • 小石が混じり手で潰せない → 礫層
    といったように、感覚的な判断力が重要です。

また、観察結果は「柱状図(ちゅうじょうず)」にまとめられ、
その土地の地盤構成を可視化する基礎データになります。


まとめ

 

地層の判別は、建設や防災、インフラ整備などあらゆる分野の“土台”を支える技術です。

目で見て、触れて、地球を知る。
それがこの仕事の醍醐味。

表面には見えない地下の世界を読み解く技術こそ、
未来のまちづくりを支える力なのです。

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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