皆さんこんにちは!
宮崎県宮崎市を拠点にボーリング工事、地質調査を行っている
株式会社谷畑ボーリング工業、更新担当の富山です。
今回はいよいよ主役の登場です!
私たちの仕事に欠かせない、大切な“相棒”。
それが「ボーリング機(掘削機)」です!
ボーリング機とは、一言で言えば 「地面に垂直の穴をあける専用マシン」。
一般的には見慣れない機械かもしれませんが、ビルや橋、ダム、高速道路など、あらゆる構造物の“地盤の安全性”を確認するために使われています。
見た目は、コンパクトながらどこか重機のような佇まい。
クローラー(キャタピラ)が付いていて、自走である程度の移動が可能なものから、クレーンで吊って設置するタイプのものまでさまざまあります。
ボーリング機のメインの仕事は、地面を垂直に掘ることです。
この「垂直でまっすぐ」というのが、実はとても難しく、技術が必要なポイント。
一般的な地盤調査では、10〜30m程度の深さを掘削します。
しかし、大規模な建物や構造物では、50m以上掘ることもありますし、地層の構造によってはさらに深くまで調査することも。
しかも掘るだけでなく、「地中から土や岩のサンプル(=コア)」を丁寧に採取し、その情報をもとに地質や強度、地下水位、含水比などを詳しく分析するという、大切な役割を持っています。
ボーリング機単体では作業はできません。
実は、たくさんの専用ツールを使って、ひとつひとつの作業を丁寧に進めています。
金属製の棒(パイプ)で、これを1本ずつ接続していきながら地中を掘り進めます。
たとえば1本1mなら、30m掘るには30本必要になります。
現場では「1本追加!」という声が飛び交いながら、手際よく接続作業が進められます。
掘削中の地層のサンプル(土質や岩石)を取り出すための専用の装置です。
地中にサンプラーを差し込んで、筒の中に地層をそのまま“ぎゅっ”と取り込みます。
この「サンプルの状態」は、地盤の性質を見極めるうえで非常に重要。
変形したり、壊れてしまっては正確な分析ができませんので、慎重に、丁寧に作業を行います。
サンプラーの先端を地中に打ち込むときに使うのが、この「N値ハンマー」。
63.5kgの重りを一定の高さ(76cm)から落とし、サンプラーが30cm沈むまでに何回叩いたか(打撃数)を数えることで、「地盤の硬さ=N値」を測定します。
この試験によって、軟弱地盤かどうか、どれくらいの支持力があるかなどが数値として評価できます。
ボーリング機を設置:安全な足場を確保し、地盤をしっかり締め固めたうえで機械を固定します。
掘削スタート!:ロッドとビットを回転させながら、地中を少しずつ掘っていきます。
途中で採取・試験:N値を測定し、サンプラーで土を取り出します。
必要深度まで掘り進める:地層の変化に応じてスピードや圧力を調整しながら、慎重に作業を進めます。
地質断面を作成:採取したデータ・試料をもとに、地下の構造を図解した「地質断面図」を作成していきます。
「一見地味だけど、この機械がないと何も始まらない!」
「思ってたよりコンパクトだけど、パワーがすごい!」
「山の中でも運べるように小型化されたタイプもあるんです」
現場では、日々このボーリング機と向き合いながら、試行錯誤と工夫の連続です。
その積み重ねこそが、安全な建物やインフラを支える“基礎データ”になるわけですね。
次回もお楽しみに!
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皆さんこんにちは!
宮崎県宮崎市を拠点にボーリング工事、地質調査を行っている
株式会社谷畑ボーリング工業、更新担当の富山です。
今回は、地質調査・ボーリング工事に欠かせない「モノレール架設業務」の様子を現場レポート形式でお届けします。
普段、私たちが携わっているボーリング工事には「搬入路が無い」という過酷な現場がつきものです。
山奥の斜面地、林道から外れた地質調査ポイント、車両通行不可の崖地――こういった場所で大活躍するのが“モノレール”です。
ボーリング調査には、大型の掘削機材、掘削用ロッド、薬液、水タンク、燃料、仮設資材など、非常に多くの道具や重量物が必要です。
通常の平地であればトラックやクレーンで簡単に搬入できますが、山中や斜面ではそれができません。
そこで活躍するのが、資材搬入専用の「モノレール」。
このモノレールは、小型ながら傾斜角に合わせて敷設できる特殊レールで、専用台車(キャリー)を用いて重機や資材を現地まで安全に運び込むことが可能になります。

実際の作業は、単にレールを並べていくという簡単なものではありません。
現場ごとの地形に応じた柔軟な判断と、経験に裏打ちされた技術が求められます。
まずは現地の地形を調査します。
「どのルートが最も安全か」「木々や岩をどう避けるか」「何度くらいの傾斜まで耐えられるか」を確認し、モノレールの設置ルートを決定します。
モノレールのレールや支持金具は、基本的にすべて人力で運び込みます。中には一本10kg以上するレールもあり、これを何本も担いで山中を登る作業は、体力勝負です。
モノレールを安定させるためには、設置する“支柱”の水平・垂直をミリ単位で合わせる必要があります。一本一本、脚元をハンマーで固め、土の状況によっては杭を併用して転倒を防ぎます。
レールを1本ずつ接続しながら、曲がりのないよう設置していきます。必要に応じて補強金具を取り付け、カーブや傾斜にも対応できるよう微調整を加えます。
すべてのレールがつながったら、試運転を行い、走行中のガタつきや異音、安全制動の確認をします。現場における「最後の安全確認」こそ、最も重要です。
モノレール架設作業は、滑りやすい斜面や足場の悪い場所で行うことが多いため、現場ではいくつもの安全対策を講じています。
ハーネス装着の徹底:常に命綱を確保しながら作業。
滑落防止用の階段マット敷設:土がぬかるんでいる場所には、滑り止め素材を敷設。
ヘルメット・安全靴・耐切創グローブの着用:装備品の点検も毎朝実施。
声かけの徹底:「足元ヨシ!」「荷物上げます!」など、連携作業を円滑にする声かけを日常的に。
これらを徹底することで、事故や怪我を未然に防ぐ努力を日々積み重ねています。
私たちの仕事は「どんな場所でも正確な調査を行うこと」。そのためには、どんな地形でもアクセスできる手段が不可欠です。
特に近年では、自然災害のリスク評価や急傾斜地での地盤調査の需要が高まり、モノレールによる搬入技術はますます重要性を増しています。
また、森林保全や景観を損なわない工法としてもモノレールは注目されており、「人と自然が共存する調査スタイル」の一翼を担っているとも言えるでしょう。
どんなに険しい山の中でも、モノレールを使えば安全に、効率的に、そして環境にやさしく資材を搬入することができます。
地味ながらも非常に重要な“モノレール架設業務”は、まさに縁の下の力持ち。私たちのような地質調査・ボーリング施工の現場では、なくてはならない存在なのです。
今後もこうした現場の裏側や、職人たちの技術と工夫をどんどんご紹介していきますので、ぜひ引き続きご覧ください!
次回もお楽しみに!
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