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日別アーカイブ: 2025年9月18日

⛏️ コアの採取 ― 地中を“切り取る”技術

皆さんこんにちは!

 

宮崎県宮崎市を拠点にボーリング工事、地質調査を行っている

株式会社谷畑ボーリング工業、更新担当の富山です。

 

 

 

⛏️ コアの採取 ― 地中を“切り取る”技術

 

 

 

地質調査や建設工事の計画を立てる際、地中の情報を正しく把握することは欠かせません。

そのために行われるのが 「コアの採取」 です。

コアとは、掘削作業によって地中から取り出される円柱状の土や岩石のサンプルのこと。

建物でいえば「健康診断における血液検査」のような役割を果たし、後の設計や安全性評価に大きく影響します。


コア採取の方法と流れ

 

コアは通常「ボーリング調査」で採取されます。

  1. ボーリングマシン設置:掘削機械を現場に設置し、垂直または斜めに地中を掘り進める。

  2. コアチューブの使用:掘削と同時に筒状の器具にサンプルを収容。

  3. 取り出しと整列:取り出した円柱状のコアをコアボックスに並べ、深度ごとにラベル付け。

 

コアの直径は一般に5〜10cm程度、長さは数十cmから1mほど。

地層を乱さずに連続して採取することが理想とされます。


コア観察の第一歩 ― 外観調査

 

採取直後のコアは、貴重な“地中の証拠”です。現場では以下のような観察が行われます。

  • 色調の違い:酸化鉄の影響で赤茶けていれば風化が進んでいる可能性。

  • 割れ方や層理:地層の方向性や強度を反映。

  • 粒径や鉱物の確認:砂・粘土・礫・岩盤などの種類を分類。

こうした初期観察は、後の詳細試験に進むための重要な基礎データとなります。


コアの保存と整理

 

採取されたコアは コアボックス と呼ばれる専用ケースに収められます。

  • 深度ごとに並べ、ラベルで整理

  • ボックスごとに写真撮影し記録

  • 必要に応じて長期間保管

これにより「何メートル地点でどんな地質があったのか」を後から正確に確認できます。公共工事や大規模プロジェクトでは、コアが数十年単位で保管されることもあります。


コア採取での注意点

 

  • 採取中にサンプルが壊れる「コアロス」が発生する場合がある

  • 湿気や水分が失われると性質が変化するため、適切な保存が必須

  • 採取技術者の経験が結果の精度を左右する

つまり、コア採取は単純な作業に見えて、実は熟練の技術と慎重な管理が求められる工程なのです。


✅ まとめ

 

コアの採取は、地中の情報を 目で見て確かめられる唯一の手段 です。


正しく採取・整理されたコアは、地質構造の解明や建設工事の設計、安全対策の出発点となります。つまり「地盤の声を聞く」ために欠かせない、重要な技術なのです。

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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