皆さんこんにちは!
宮崎県宮崎市を拠点にボーリング工事、地質調査を行っている
株式会社谷畑ボーリング工業、更新担当の富山です。
今回は、地盤調査の世界でよく耳にする専門用語 「N値」 について、わかりやすく解説します。
N値(エヌち)とは、**「地盤の硬さや締まり具合を表す指標」**です。
建物を建てるとき、地盤の強度はとても重要。
地盤が弱ければ、沈下や傾き、地震時の液状化など、建物に大きな被害を及ぼすリスクがあるからです。
では、このN値はどのように測るのでしょうか?
現場では、「標準貫入試験」という方法を使います。
63.5kgのハンマーを高さ75cmから自由落下させ、サンプラー(試料採取管)を30cm打ち込むために必要な打撃回数を数え、その数字を「N値」とします。
N値が高い → 地盤が硬い・締まっている
N値が低い → 地盤が柔らかい・緩い
例えば、
N値 5 → かなり柔らかい粘土や軟弱地盤
N値 30 → 建物を建てても安定する良好な地盤
N値 50以上 → 岩盤に近い、とても硬い地層
N値は、建物の安全性を左右する最重要データです。
なぜなら、これによって次のような判断ができるからです。
✅ 基礎の種類を決める
地盤が弱いと、直接基礎では不十分。杭基礎や地盤改良が必要です。
✅ 液状化の可能性を予測する
N値が低く、かつ砂質土で地下水位が高い場合、地震時に液状化のリスクが高まります。
✅ 沈下のリスクを回避する
軟弱地盤のまま建築すると、建物が部分的に沈む「不同沈下」が起こる恐れがあります。
N値と合わせて、掘り出した土や岩の状態を直接確認します。
これは「ボーリングコア」や「スプーンサンプラー」で採取し、
色(酸化で赤い?還元で青灰色?)
粒径(砂?粘土?礫混じり?)
水分(ジワっと染み出す?乾燥してる?)
匂い(ガス臭や有機質の匂い)
などを観察します。
まさに**「地面の履歴書」**を読み取る作業です。
N値は、地盤調査の基本でありながら、建築・土木において最も重要な判断材料の一つです。
建物の安全、暮らしの安心を守るため、調査の現場では1打撃1打撃に意味があります。
次回もお楽しみに!
宮崎県宮崎市を拠点にボーリング工事、地質調査を行っております。
お気軽にお問い合わせください。
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